本当の地震対策を考える
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本当の地震対策を考える …運は準備を怠らなかった人に味方する!

@備蓄するもの(重要度:やや小)
A転倒防止他(重要度:やや小)
B戸建住宅で考えるべきこと(重要度:中)
C共同住宅で考えるべきこと(重要度:中)
D立地選びの注意点(重要度:大)
E過去の大地震では何が起きたか?


A転倒防止他(重要度:やや小)
 食料備蓄と並んで重要なのは災害に強い室内環境他の整備です。労を惜しまず対策を取れば安心して地震をやり過ごせます。  

▲室内散乱状況(毎日新聞)




家中の不要品を処分する
 物が多いとそれが倒れたり、散乱して危険です。使用していないものや図書館で手に入る書籍も思い切って処分しましょう。


転倒防止具を取り付ける
 シングルよりダブル支柱が有効です。不用意に天井に支柱を立てると地震時にボードが割れる可能性があります。手でボードを強く押すか専用の針を刺して下地を確認し、そこに掛かるように支柱を立てましょう。


木枠などから控えを取る
 支柱を使わないときは木枠などから控えを撮りましょう。家具が傾いても倒れなければ下敷きにはなりません。賃貸で補修費が掛かっても取り付けましょう(現在では転倒防止のための傷は敷金から差し引いてはいけないことになっています)。


吊り棚にはガラスや重い物は置かない
 吊り戸棚にガラスコップや重い物を置くと落下したとき危険です。置かないようにしましょう。


地震で扉が開かないよう耐震ラッチを取り付ける
 地震時に扉が開いて収容物が落下しないよう耐震ラッチを取り付けましょう。器用な人なら自分で取付可能です。


割れて危険陶器なものは下段に置く
 ガラスコップなどは引き出しに入れるか下段に置きましょう。できればガラス製品は使わないのがベストです。花瓶も同様です。


本棚も上には軽い本を置く
 本棚も上には小さく軽い本、下段に重い本を置きましょう。本棚にも転倒防止を施しましょう。


扉付き収納に変える
 オープン式収納は地震時には収納物が散乱して足下が悪くなります。扉付きに変えましょう。


地震時ブレーカーを取り付ける
 地震時にブレーカーを落とし、復旧時の火災を防ぎましょう。但し、火災の防止には有効でも大地震時に真っ暗にするのは危険です。震度設定可能なら震度6程度が良いかも知れません。


ストーブに転倒防止プレートを付ける
 ガスストーブは元栓が遮断されないまま転倒する可能性があります。消火装置付としましょう。ストーブ底面にボードを接着して底面の出幅を大きくして、転倒しにくくする方法もあります。但し、震源間近ではあらゆるものが飛び上がったり、放り出される可能性があるので完全ではありません。


停電時点灯ランプを取り付ける
 主要な部屋に停電時に点灯するランプを設置しましょう。真っ暗では咄嗟の判断ができません。この種のものは、停電時に間違いなく点灯するようスイッチを設定することが大事です。


雨水を溜めるタンクを設置する
 トイレ用水を確保するために設置しましょう。雨水は縦樋から取水します。多くの自治体で半額補助があります。
 集合住宅ではベランダから物干し竿二本を外部に張り出し、そこにシートを張れば雨水を集めることができます。考えて見ましょう。


▲室内耐震シェルターを設置する
 明らかに耐震性が低い建物に住んでいる場合、当面の対策として寝室などに室内耐震シェルターを設置することも考えられます。比較的安価に対策できます(写:一条工務店)。


▲墓石は低いものにする
 墓石は一体性がないため大地震では必ず転倒します。可能なら平面的なものにして更に周囲にシール(変性シリコン系)を打っておけば安心です。



■転倒対策以外他  
・避難所や避難ルート、家の戸締まりも含めた行動基準を家族で話し合っておく。
・家族の預金口座やパスワード一覧を作成しておく。
 ※パスワード他は火災にも安全な場所に保管しましょう。情報漏れに備えパスワードは数字を”隠語化”し、他人が解読出来ないようにしておきましょう。
円暴落対策にドル建てMMFを持つ …南海トラフ地震、東京直下地震、東京大水害などの大災害が発生した場合、円が大暴落する可能性があります。資産の半分程度をドル建てMMFなどを購入して備えましょう。




@備蓄するもの(重要度:やや小)
A転倒防止他(重要度:やや小)
B戸建住宅で考えるべきこと(重要度:中)
C共同住宅で考えるべきこと(重要度:中)
D立地選びの注意点(重要度:大)
E過去の大地震では何が起きたか?


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